チャート千本ノックにも慣れて自宅で時間を持て余している
そんな子パンダちゃんに今回は決算書の「配当性向」についてお話しするブホ
配当性向は、中長期的な株価を考えるのに使えることがあるパオ
(1)配当性向って知ってるパオ?
決算書の中には「配当性向」というものがあるパオ
決算短信のこの部分に書いてあるブホ
配当性向とは、会社のその期の最終的な利益(純利益)のうち、何%を配当として株主に支払っているのかを表しているパオ
計算は次のようにやるブホ
配当性向 = 1株配当額 ÷ 1株当たり当期利益(EPS)
例えば、次のような場合は配当性向は30%になるブホ
- 1株配当額:30円
- 1株当たり当期利益:100円
30円 ÷ 100円 = 30%(配当性向)
配当性向は30~50%くらいになっていることが多いブホ
ただ、中には80%になったり、100%を超えたりすることもあるブホよ
(2)配当性向は低い方が安全
財務的に考えると、配当性向は低い方が安全パオ
配当性向が低ければ、
稼いだお金のうち配当として支払うお金が少ないことを意味するブホから、
株主に配当を支払っても会社にお金がたくさん残るということパオ
反対に、配当性向が高すぎると、会社にはお金がほとんど残らないポヨ
そうなると、会社が設備投資とかに使えるお金が減ってしまうから、会社を成長させていくのにも問題が生じるブホ
(3)配当性向が100%を超えるとどうなるか
もし配当性向が100%を超えてしまうと、会社は稼いだお金よりも多く配当を支払っていることになるパオ
配当を払うために、会社の預金を取り崩したり、融資(借金)を受けたりすることになるポヨ
それが会社として健全な状態じゃないのはお分かりいただけると思うパオ
だから、配当性向が100%に近づいてくると、配当額を下げて(減配)、配当性向を低下させることが多いブホ
稼いだお金以上に配当を出すのは不自然な話だし、減配自体は問題ないパオ
ただ、減配は、配当を期待されている「高配当株」で起こると一大事パオ
実際に、配当性向が高まって減配した例で見てみると分かるポヨよ
(4)ローソンの減配例
ローソン(2651)は、2019年2月期までは1株255円の配当を出していたブホ
株価は利回り4%のあたりをうろうろしていて、高配当の部類と言えたポヨ
ただ、その前の2018年2月期から配当性向が90%を超えていたから、まだ株ちゃん的には危ないと思ってみていたパオ
そうしたら案の定、翌期の2020年2月期では配当が150円に減配されてしまったパオ
約40%の減配だから大減配ブホね
その結果、株価は6,000円付近から5,100円付近まで暴落してしまったポヨ
もちろん、株価の下落は減配以外にも業績面での理由もあったブホ
ただ、減配がなければここまでの暴落は起きなかったはずブホよ
こんな風に、配当性向から中長期的な下落の可能性を予想することもできるパオ
特に今のような決算期は要注目パオね
ただ、会社によっては配当性向が高くなっても減配しないところはあるし、
100%を超えても数年間耐えて配当を維持するところもあるブホ
その辺の見極め方は会社の配当政策を追っていくことになるブホけど、
また長い話になるから、気が向いたらそのうち続きを書くポヨ
来週も決算相場が続くけど、ポヨポヨ頑張るポヨよ~
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